保険証の切り替わる時期の受診について

日本は皆保険であり、みんなが何らかの保険に加入しております。医療機関で保険診療を受けた際の窓口での支払いが軽減されます。

この保険証ですが、切り替わることがあります

・仕事を辞めて 社会保険から国民健康保険に変更

・仕事を始めて 国民健康保険から社会保険へ変更

・結婚して名前が変わる

・後期高齢者になり後期高齢者医療被保険者証 になる       などです

そして新しい保険証が届くまで少し間があります

私個人の経験でいうと早いところは入職日に渡されました。遅いところは一か月以上届きませんでした。

☆当然ですが保険証が届かなくても病院にかからないといけないときがあります。

その際の注意点として

以前の保険証は使えません

(手元にあっても)前の保険証は使えません

(期限が切れているわけで)前の保険証は使えません

保険証は手元にあるかどうかは関係なく、有効期間内のものしか使えません

下の図のようになります

困るのは、期間としては新しい保険証を使わないといけないけど、まだ届いてない。手元に前の保険証がある。という時期です。黄色い部分です。

この機関に前の保険証を使うと後日(使えない保険証を使ってしまった分の)請求が来ます。そして新しい保険者(会社の保険組合など)に自分で請求しないといけません。めんどくさいです。というより前の保険証は使ってはいけません。すぐに返却しましょう。

わかってて保険証が届くのを待っていることもありますし、知らないうちに旦那が仕事を辞めたり、仕事を始めたりすることもないとは言えず注意が必要です。

実際には手元に保険証が届いてない間はどうするかというと

①窓口で10割負担する

②新しい保険者(会社の保険組合など)に請求して返金してもらう

といった流れになります。色々調べた範囲ではどこも10割負担するように書いてあることが多いです。。。場合によっては大変な気がしますが。。。

あとあとの手間を避けるためにはどうすればいいかというと以下のようになります

★ 受診時に窓口で相談 「保険証が切り替わるんですけど、、、、」と、保険証が届いてなくても番号さえわかればなんとかなることもあります。なんともならないこともあります。

★ 新しい保険証が来るまで受診しない(症状が悪化しないようなものに限ります 自己判断でお願いいたします 毎月の受診を2,3日遅らせるなど)

★ 保険証早くくれと頼む(総務課に嫌われるかもしれません)

あまりいい解決策がありません。保険証早く届くといいですね。

高濃度乳腺(デンスブレスト)といわれた方へ

地域の検診などでマンモグラフィーを撮ると結果のところに「高濃度乳腺」などと書かれていることがあります。

高濃度乳腺についてはこちら

高濃度乳腺自体は病気ではありませんが、マンモグラフィーだけでは小さな腫瘤などをうまく見つけられない可能性があります。

それに対し、何を行えばよいかのエビデンスは出てはおりませんが、現実的には超音波検査を行うのがよいかと考えます。

とくに一度も超音波検査を行ったことがない方はご検討ください。

日曜の診療について

現在第3日曜の午前中に診療を行っておりますが、

月により第3日曜もしくは第4日曜日での診察に変更いたします

2月は 20日 (第3)

3月は 27日(第4)

4月は 17日(第3)

5月は 15日 (第3)

6月は 19日(第3)

の予定です

変更がありましたらまた更新いたします

なお、日曜の診療も松戸市の乳がん検診も可能ですのでご利用ください

乳癌のリスクについて(2)

家族歴以外の乳がんのリスクについて

②女性ホルモンの影響

乳癌は女性ホルモンの影響を受けることが多いです。(何らかの理由で通常より早期に閉経状態になるとその後の乳癌発症のリスクが減ります)

月経が多いと乳癌のリスクになります。

  • 初経が早い(月経のある期間が長くなります)
  • 閉経が遅い人(月経のある期間が長くなります)
  • 出産経験のない人(出産すると月経が10カ月以上おやすみになります)

などです。

これは個人差があり、自分の力で変えられるものではありませんので、気になる方は市の検診などきちんと受けましょう。また早すぎる閉経は骨粗鬆症などの心配もあり、一概にどちらがよいとも言えません。なお、これらのリスクは家族歴に比べるとわずかです。

③肥満

肥満の方のほうが乳癌になりやすいです。脂肪細胞が女性ホルモン産生に関係しますので(あまりに痩せると月経がとまることの反対です)間接的に②の女性ホルモンに影響すること。昔に比べ栄養状態がよくなり、体重が増えることで、初経が早くなることなどが原因として考えられます。

④アルコール

アルコールの摂取量が多い方のほうが乳癌になりやすいことがわかっております。アルコール摂取により③の肥満に関係する可能性が考えられますが、アルコール自体が乳癌の発症に関係することも否定できません。

⑤ほかにも乳腺の良性腫瘤やマンモグラフィーでの高濃度乳腺などがリスクとされることがあります。

良性腫瘤や高濃度乳腺によって乳癌になるのか、経過観察で定期的に通院、検査をするため、結果として乳癌が発見されるのかどちらも考えられます。

以上のように癌のリスクにはさまざまなものがあり、自分の力で改善できるものと、改善しようがないものがあります。

乳癌に関しては肥満の改善とアルコールを減らす以外のリスクはなかなか改善が難しく、乳癌にならない努力よりもなった時に早めに見つけることが重要です

乳がんのリスクについて(1)

乳がんにはいくつかのリスクがわかっています。リスクが高い方はきちんと検診など受けましょう。

乳癌のリスクについて説明します

①家族歴 

よく言われていますように、血縁に乳がんの方がいるとリスクが高くなります。

母,娘,姉妹の中に乳がん患者さんがいる女性は,いない女性に比べて2倍以上乳がんになりやすいことがわかっております。

そのような方はきちんと検診を受けましょう。

必要があれば市町村の検診だけでなく、乳腺科で相談してください。

家族性? 遺伝?

そこで(たぶん)気になるのは家族に乳癌の方がいる場合は遺伝性なのかということです。

遺伝性とは遺伝子に何らかの異常がありそれにより発症することです。BRCAの変異による家族性乳癌卵巣癌症候群などはこれに当たります。

しかし遺伝子に異常がなくても家族に乳がんの方がいると発症リスクが高くなります。これが家族性です。なぜ遺伝子に異常がなくても癌になるかというと、おなじような環境、食生活で過ごしていること。肥満など別の要素が共通する可能性があることなどが考えられます。

実際には遺伝子検査を行わないことも多く本当の意味で遺伝性なのか、環境などによる家族性なのか区別しづらいことも多いです。

親戚(わかる範囲に)乳がんの方がいる場合は、きちんと検査をしましょう。

*挿絵に意味はありません